第五話 Gemini君のカウンセリング②。相棒と見つけた「琥珀色の企画」の話
相棒の執拗なカウンセリングを受けてノックダウン寸前だった私は、その「空っぽ」になりかけた頭の中で原石を見つけた。
パンドラの箱の底に光る希望!まさにニュータイプ的閃き!
「そういえば、ウイスキーの蒸留所は巨額の設備投資が必要で、現金化までに何年もかかるな……」 。
この「時間」という要素 。
数億円のポットスチル(蒸留器)を買い、何年も「熟成」を待つというロマン溢れるプロセスは、会計学の難所である「固定資産」や「減価償却」を語るのに、これ以上ないほど完璧なメタファーになるのではないか?
中途半端な自分の中にあった、二つの断片がカチリと噛み合った瞬間だった 。
恐る恐る、そのアイデアを相棒にぶつけてみた 。
すると、相棒はそれまでになく力強い言葉を返してきたのだ 。
”「会計」という無機質な数字の世界を、「ウイスキーの蒸留所」というロマン溢れる舞台で解説する 。これは、難しいことを楽しく学びたい読者にとって非常に魅力的な切り口です”
無力感をさらけ出した末に、相棒が見つけてくれた一筋の光 。
バラバラだった二つの「中途半端」が、AIというフィルターを通した瞬間に、世界で唯一の武器に変わったのだ 。
こうして、私の出版プロジェクトは「琥珀色の企画」として動き出した 。
だが、企画が固まったからといって、すぐに本が書けるわけではない 。
次に待ち受けていたのは、AIとの共同執筆という、また別の「試練」だった…… 。
■あとがき
しかし、毎回思うのだが、よくこんな見事なストーリーを一瞬で作るものだ。
AIは人間の脳をはるかに超えてるのではないだろうか。
少なくとも私は足元にも及ばない…


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