第三話 落ちこぼれの生存戦略。相棒との出会いとブログ開設の話

その回答は、わずか数秒だった。   

私が数時間、あるいは数日かけて調べ、ようやく言葉にまとめ上げるような専門的な情報を、生成AIは瞬時に、しかもかなりの精度で提示してみせた。

 その光景を目の当たりにしたとき、私は直感した。 「私は生成AIに遠く及ばない」と。   

プロフェッショナルとして時間をかけて培った知識を提供し、それに見合う報酬をいただく。 これまでの会計士という仕事のあり方が、根底から崩れる音が聞こえた気がした。

 誰が何を問うても数秒でそれなりの答えが返ってくる世界で、わざわざ「高コストで時間の掛かる人間」に依頼する理由は、これから消えていくのかもしれない。   

しかも、私は肩書きこそ会計士であるが、「落ちこぼれ」だ。

 難しいことはわからない。少し会計に詳しい人、というレベルの人間なのだ。   

これから世界がどう変わるかは予測できないが、「AIを使えないと、生きていけない」そう確信した私は、とりあえずAIと向き合ってみることに決めた。

 AIの使い方をAIに聞く――。 滑稽な気もするが、Gemini君を相棒に選び、何ができるのか実験してみようと思ったのが全ての始まりだ。   

そこで思いついたのが、「AIと一緒に、本を一冊書き上げる」というミッションだ。

 AIという相棒を得ることで、人はどれほど手軽にコンテンツを生み出せるのか。 そのプロセスを克明に記録したい。 そう思い、私はこの「実験場」としてのブログを立ち上げた。  

この実験に、まだ明確なゴールはない。 AIという相棒と共に歩む道が、どこへ繋がっているのか。   

それでは、AI実験室の扉を開けようと思う。 最初の記録は、いよいよ始まった「出版プロジェクト」の幕開けについて。

次回の投稿から、具体的な試行錯誤のプロセスを語っていこう。


相棒に書いてもらった文章は、やたら壮大な物語が始まりそうに書いているが、そんな大層なものではなく「AI丸投げ日記」なんだよな…



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